[名馬]思い出の鳴尾記念「カネツクロス」
■大器晩成「タマモクロス」仔、「カネツクロス」の逃走劇
『大器晩成』この言葉からまず思い浮かぶのが「タマモクロス」という人は多いのではないでしょうか?
条件戦を連勝後、重賞初挑戦としてG2「鳴尾記念」に出走し見事優勝!
その後も重賞を連勝しJRA初の天皇賞春・秋連覇!
芦毛の怪物「オグリキャップ」との3番勝負は有名な話です。
■父と似た道を歩んだ「カネツクロス」
「タマモクロス」が優勝したその8年後、
同じ「鳴尾記念」に「タマモクロス」の仔「カネツクロス」が挑戦しました。
父は初重賞挑戦でしたが、「カネツクロス」は既にG3「エプソムC」を勝ってからの挑戦。
ただし、これまでの経歴は父とよく似た道のりでした。
「カネツクロス」も「タマモクロス」と同じくデビューが遅く3歳(当時4歳)になってから、
その後クラシックとは無縁な条件戦で善戦していましたが、
4歳(当時5歳)になってからは連戦連勝!父を連想させる大器晩成ぶりを発揮しました。
そして、父と同じ道を歩むかのごとく、G2「鳴尾記念」に挑戦となりました。
これまでの「カネツクロス」は晩年のような逃げ馬ではなく、どちらかというと差し馬。
ここでも中段から差すと思われましたが、鞍上の的場騎手は逃げの戦法にでました!
「レガシーワールド」「マーベラスクラウン」「ハギノリアルキング」「トウカイパレス 」「ファアダンス」
G1馬を含む実績上位馬を引き連れて果敢に逃げます!
「がんばれ~~!的場さ~~ん!」、、、、逃げて大丈夫かな、、ドキドキ
「カネツクロス」の単勝と「スギノブルボン」との馬連をもって必死に応援しました。
レースはそんな心配も吹き飛ばすかのような鮮やかな逃走劇!
「カネツクロス」の逃げ切りです!(ああ、この当時に馬単があれば、、、)
レース詳細はこちら
その後の「カネツクロス」は、すっかり逃げ馬に変身し、
続く「AJCC」も快勝しましたが、「日経賞」で惜敗、、、
2番人気に支持された「宝塚記念」では「マヤノトップガン」に完敗し、
父と同じG1馬、、、には届きませんでした。
「カネツクロス」とっても好きな馬でした!条件戦のころから追っかけて
出世してくれた思い出の多い馬です。引退後は乗馬になりましたが、
私は「タマモクロス」の後継種牡馬として活躍してほしかったです。
※現在は「カネツ牧場」にいるそうです
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